突然だけど、この子にはめんちゃんという名前がある。
わたしの相棒のめんちゃん。
もともとはダッフィーという、夢の国出身の有名なくまちゃん。
でもうちにきて、この子は「めんちゃん」になった。
世界でたったひとりの「めんちゃん」。
他人からみたら、ただのぬいぐるみだけど、わたしからしたら「たからもの」。
Aさんからみたら、なんてことない、たいしたことない、もしかしたらゴミとまちがえてしまうかもしれない、そんなものでも、Bさんにとっては、とてもたいせつで、かえのきかない、唯一無二のたからもの、そういうこと。
「おもいこみ」「せんにゅうかん」
そんなものは、ひとまずどこかに置いておいて。
どんなこと、どんなもの、を大切にするのか、はひとそれぞれ。
たとえ似通ったひとがいてもまったく同じ人はこの世にいない(はず)。
だから、だれかが何かを大切だって言ったなら、たとえじぶんはそうでなくても、たとえ、なんだかよくわからなくても
「そうなんだね、あなたにとってはとても大切なんだね」
って、自然に、しずかに、受け入れることができる、そういう自分でいれたなら、いいなって思います。